CHEMICAL ENGINIEER 化学 〈一般技術職 〉 京都市上下水道局の化学職は、安全・安心な水道水をお届けするため、水源(琵琶湖等)、浄水場、給水栓などの水質監視及び水質管理を行うとともに、河川や大阪湾等の流域全体の水環境を良好に保つため、水環境保全センター(下水処理場)での水質管理及び河川への放流水の水質検査を行うなど、上下水道事業において欠かすことができない職種です。 主な配属先(技術監理室水質管理センター) 水質第1課 水道の水質に関する業務を担当する部署です。京都市の主な水道水源(原水)である琵琶湖疏水などの水質監視を行い、浄水場での各浄水工程や各家庭にお届けする水道水の水質管理などを行っています。 水質第2課 下水道の水質に関する業務を担当する部署です。水環境保全センター(下水処理場)において水質管理を行うことで、河川への放流水を良好に保つとともに、法令で定める水質基準が遵守できていることを確認しています。そのほか、市内の工場・事業場排水の水質検査なども行っています。 水質指導担当 事業場排水の水質規制を担当する部署です。工場等の事業場から排出される下水を採水し、水質を監視しています。また、指導のため事業場への立入りを行ったり、事業場から提出された各種届出の処理を行ったりしています。 化学職の仕事内容 水質試験 水質第1課では水源から給水栓の各工程で、浄水処理に影響を与えるプランクトン等を調査する生物試験、基礎的な水質を把握するための手分析の試験、高度な機器を用いて極めて微量な物質を測定する試験など、多岐にわたる試験を行っているほか、水質監視装置の維持管理も行っています。水質第2課では日々変化する水環境保全センターへの流入下水に対応するため、各処理工程の状況を水質試験によって確認するとともに、河川への放流水が法令で定められた水質基準を満たしているかを水質検査により確認しています。また、市内の事業場排水においては、水環境保全センターや河川等の環境に悪影響を与える物質が含まれていることもあるため、法令で定める排水基準を満たしていることを確認するための検査も行っています。 各施設との情報共有 浄水場・水環境保全センターと基本的には週に1回程度の定期的な打合せを行いますが、何か変化があった場合は迅速な対応ができる体制を整えています。例えば、水質第1課では水道原水から異臭(かび臭や生ぐさ臭)が発生した際には、すぐに浄水場に報告し、浄水場で『粉末活性炭』と呼ばれる炭を注入し、臭いを取り除きます。また、水質第2課では下水処理の要である『活性汚泥』と呼ばれる微生物の状態や処理水質などについて、水環境保全センターと情報共有を行い、適切な運転操作に反映させています。 検査・指導 事業場排水の水質を監視するため、道路上のマンホールや事業場内の廃水処理施設で採水を行い、水質第2課等に水質検査を依頼しています。また、事業場への立入りを行い、廃水処理施設が適正に運転されていることや、当局への届出内容に変更がないことを確認しています。採水した事業場排水の水質検査の結果、法令で定める排水基準を超過した場合は、対象の事業場に対して注意や警告等の行政指導を行い、排水基準を満たすための改善措置を取らせます。 調査研究 処理施設の効率的な運転方法や水道水・下水の各試験方法などに関して調査研究を行っています。また、学術雑誌への論文投稿や学会での研究発表、他都市との情報交換など、様々なチャンネルで日々進歩する技術を取り入れるよう努めています。 化学職の職員インタビュー 化学職 技術監理室水質管理センター水質第2課(令和5年度現在) / 平成30年度採用 VIEW MORE INTERVIEW 職員インタビュー 水道部水道管路建設事務所(令和5年度現在) 下水道部みなみ下水道管路管理センター(令和5年度現在) 水道部管理課 担当課長(令和5年度現在) 下水道部下水道建設事務所 管路第1係長(令和5年度現在) 水道部施設課(令和5年度現在) 下水道部設計課(令和5年度現在) 技術監理室監理課 環境技術係長(令和5年度現在) 技術監理室水質管理センター水質第2課(令和5年度現在) 技術監理室監理課(令和5年度現在) 水道部管理課(令和5年度現在) 総務部お客さまサービス推進室(令和5年度現在) 経営戦略室 経営管理係長(令和5年度現在) 働き方について よくあるご質問 研修制度 勤務条件・福利厚生 CONTACT お問い合わせ先 京都市上下水道局総務部職員課 TEL075-672-7716 FAX075-682-2274 お問い合わせフォーム 京都市職員採用WEBサイトはこちら